2019年02月23日

インド音楽との遭遇

10代の頃、初めてシタールの音楽を聴いた。
一曲で一時間ほどもある長尺で、そのカセットテープの裏表で一曲だった覚えがある。

小学生時代は午前中を保健室で寝てすごした僕は、寝ながらにして思考したり、意識の旅をするのが常だった。

あのカセットテープを回すとネットリとした弦の音が意識を連れて行ってくれた。そこはオレンジの光に包まれた、広大で暖かい空間。

まるで龍が大空をうねっているようなメロディーと、その後ろで反復する伴奏。

冒険と平穏。

その二つを同時に味わえる時間があった。

Sarangi


*写真はホーニマン美術館のインド楽器展から、インド楽器のサランギ




Posted by コウサカワタル at 08:39│Comments(0)インド音楽
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