てぃーだブログ › コウサカワタルの『リューキュー メルヘン紀行』

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2023年11月12日

三線の真ん中の弦の小指のところ


そこに沖縄音楽らしさを感じます.

こんにちは, 音旋響の弦楽器担当コウサカワタルです.

新作のタイトル曲"琉球印度"は, 私がサロードで初めて作った曲なのですが.

先日ロンドンのファーサイド・レイディオでご紹介いただいた際,DJのポール・フィッシャー氏が言いました「この曲は琉球というより, 随分インドだよね!」と.

確かに, 収録曲の中でも"てぃんさぐぬ花"とか"石鳴草"の方が三線も入ってるし.

でもね, 琉球印度は三線の真ん中の弦の小指のところ.

あの勘所を弾いた時の感覚をサロードに持ってきてみたんですね.

だから, 直接的には表現していないけど. とても三線的. つきましては琉球的だとおもうのです.


CDは現在のところ.
東京ではロスアプソン.
京都では民族楽器コイズミ.
那覇のマファリカフェ.

この3店舗でお取扱いいただいております!.

通販では私の三線Webショップのリンクをおつけしておきます!

https://amane.base.shop


琉球印度を聴く時は, 皆さんも三線の真ん中の弦の小指のところのイメージをしてみてくださいね.

*写真はコルカタのスタジオ・バイブレーションズでもレコーディング風景  

Posted by コウサカワタル at 11:50Comments(0)三線

2023年11月12日

共鳴と越境


音響のなかに旋律がある.

こんにちは,音旋響の弦楽器担当コウサカワタルです.

9月に新アルバム"琉球印度"が発表されました! おめでたい!

テーマはズバリ! 共鳴と越境!

これはインドのコルカタでほとんどレコーディングしたのですが, その時はあまりにも慌ただしくて. そんなテーマのことなんて正直考えてはいられなかったのです.

完成から時間を経て, 言葉でまとめると共鳴と越境なんですね, このアルバムも私たち音旋響の活動も.

そんなことを当時は慌ただしくてまとめられなかったですね.


なんといっても,現地のタブラプレーヤーであるアリンダム氏との限られた時間. その中で2つの演奏会とレコーディング, それから撮影ですので.

ドラマティックに妨害が入ったり, 助っ人が現れたり.

何かに突き動かされて完成を見た今作, 是非お聴きください!

CDは現在のところ.
東京ではロスアプソン.
京都では民族楽器コイズミ.
那覇のマファリカフェ.

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越境と共鳴

共鳴と越境  

Posted by コウサカワタル at 10:56Comments(0)

2023年11月08日

ボクとキミガヨ

1981年4月,僕は沖縄本島北部の,その年100周年を迎えた辺土名小学校に入学した.

5年生を終えた春休み,隣村の喜如嘉小学校に転校した. 卒業の時はこちらがちょうど100周年だった.

僕が6年間通った小学校で,音楽の授業の際にいつも気になることがあった.

教科書の最後のページにある歌を,卒業までついぞ習う事なく,歌うことも聴く事も無く. いったいこれは何の歌だろうかと疑問にしていた.

そして中高は埼玉県の自由の森学園に進学した.

制服も校則もない学園生活の中でもまた,その歌を聴くことは無かった.

歴史を学び,様々な人と接する事で. その歌が戦争と密接な関係にあって,それゆえに議論の的になっていると知った.

僕は思った.

歌も音楽も,誰かに押し付けたりする物ではない.

そして,歌自身が戦争をするわけではないので,その歌に実際の罪があるわけでは無く. むしろ人間に利用されてしまって可哀想ではないか.

これまであまり触れることの無かったその歌を,サロードで爪弾いてみた. するとピアノより具合が良さそうだ.

僕はサロードは三味線の従兄弟くらいだと思って弾いている,日本の旋律と相性が良いからね. それに1000年ほど遡るとサロードの基になった楽器は3弦だったという説もあるからね.

自分で弾きながら,あゝ綺麗だなあと思った.

時代は2000年代に入り,その歌はなんと沖縄の卒業式でも斉唱されることになった. けれどまぁ誰も歌わないピアノの独奏状態だ.

誰も歌いたくないのだ.

誰にも歌うことを強要されたくないのだ.

それなら僕は, 押し付けてくる者らが到底真似できないほどに美しくこの歌を歌い, 演奏して. この歌を自分のモノにしてしまう事で乗り越えられると思った.

そして, 沖縄の皆んなに朗らかに歌われることがあれば. この歌は何よりも許しを含んだ歌になるのではないだろうか?.

これは僕の妄想でしかないかもしれない, けれどもこの旋律はこういう美しさがあるのだと, 氣がついてしまったからには, 形にしたからには. 発表させてもらいましょうね.

特に意味はないけど, 最近ソロハイキングしたセルフィーを載せておきます. 僕は元気です.

これが音旋響のキミガヨです.
https://omsenkyo.bandcamp.com/track/kimigayo-2?  

Posted by コウサカワタル at 16:08Comments(0)

2022年11月03日

11月3日4日はイイサンシンの日!

【11月3日4日はイイサンシンの日!】

と云う事にしてみた、なぜなら11月には34日がないからである。西向く侍は小の月とはうまくいった物だ。

さて、私ごとであるが三線に興味を持ったのは15歳くらいの頃。様々に軽音楽を聴いてジャマイカのレゲエにハマってバンドをしていた。そこで小学生の頃を過ごした沖縄の三線に目が向いた、日本にも島音楽があるじゃないか!という安直な思いつきからだ。

夏休みに沖縄に帰った際に「三線が欲しいなぁ」と云うような事を言うでもなく呟いていたらしく、母が向こう三年分の誕生日プレゼントをまとめてとくれた一棹の三線。

製作は隣近所のおじさんだ。そしてそこから20年後にこの三線職人の知花さんと協働で三線の製作を始めるとは考えもしない当時の私。

三線の棹は黒々している印象があったが、これは違った。そして少年は黒い方がカッコいいと思った。それから10年ほどして改めて見てみると、他にはない渋い黒光を放つ棹となっていた。

知花さんに訊ねるとこれは山原のユシ木という木材で、他のような塗りをしていないそうだ。それもあり心配してたまに歪みがないか見せろと言われていた。そして今の今までまったく問題なく、大した手入れもせず使えている。

こんな木材は稀だ。

三線職人を訪ねると壁に作りかけの棹が見られることも多いが、ヒビや穴を黒くボンドで埋めたものがほとんどだ、いやほんとに丸ごと無垢な棹はまずない事に驚く。それは沖縄の三線という楽器が伝統的にそういう作りだという事で、悪いことではないんだ。

ただ、奄美の三線は無垢な棹を使うと聞いたことがあるし、私個人も無垢の裸の三線が触りごごちにパンチのある音など好きだ。

奄美も良いユシ木の産地だ。
それから宮崎も現地ではユスと呼ばれて、特に身の詰まった良いものは黒ユスと呼ばれる一大産地である。しかし、放って置くとフローリングになってしまうので、良い黒ユスは買い取って三線にするのだ。

沖縄を数年前に離れた現在でも、三線に故郷を感じる。

私は現在神奈川の静岡よりの端っこに住んでいるので、購入前に直に音が聴きたいというお客さんには、その機会を持っていただくようにしているので、どうぞお問合せください。

ご希望の品をご試奏いただけます。

https://amane.base.shop/  

Posted by コウサカワタル at 21:06Comments(0)三線

2022年08月16日

2021年に奄美大島や徳之島、…

2021年に奄美大島や徳之島、西表島と沖縄本島北部が世界自然遺産に認められましたね。

2021年から現在までコロナ騒動真っ只中なので、まだまだその影響が正当に評価できない状況ですが、山原の森目当てに観光客が増えたりするのかな?。

私が小学生の頃、5年生まで辺土名に住んでいてよく森林公園までハイキングしたものです。当時は遊歩道も無かったけど、現在は整備されて散策しやすいですね。近隣に住んでるおじさんに湖の蟹で作った汁を馳走になったりした思い出があります。

また、近所の別のおじさんのトラックに乗せてもらい、もうちょっと遠出すると山の中に米軍の施設があって、米軍関係者と仲の良いおじさんがレーションを貰ってそれを食べた事もありました。ボサボサのクラッカーとボサボサのソーセージ、何もかもボサボサで少しも美味しくなくって、でも当時は宇宙食みたいなパッケージがカッコよくて味なんてどうでも良かった。

そういえば、私が辺土名小学校に入学したのは小学校100周年の年でした。

6年生になるタイミングで喜如嘉小学校に転校して、卒業の時は喜如嘉小学校100周年でしたね。私もなかなかのアニバーサリー野郎ですね。

久々に沖縄に帰りたくなって来ました。
鹿児島からのフェリーで間の島々に寄港しながらというのも楽しいですね。  

Posted by コウサカワタル at 08:36Comments(0)

2022年08月14日

はいさい!ワタル〜でーびる …

はいさい!ワタル〜でーびる

お盆ですね、うーとーとーしてますか?

私は日課の海水浴がお預けで散歩もモチベーション低くなってますよ、でもその分制作です!

もう3年間ほどライブし難い世間ですので、💎音楽絵本💎というのを作り始めました

もう3作品ドロップしたのですが、1作目をご紹介させてもらいましょうね〜。01:23と短編ですので、気軽に観てみてみてね〜

そうそう、ドロップと聞いてピンと来た方は鋭いさ〜

今話題の、ナウいインフルエンサーは皆んな手を出してしまっているNFTsとして発表してるわけさ

買おうしたらでーだかーだからさ、観るだけだったら何もかからんし、バッペークリックしても大丈夫から、リンクのオープンシー行ってから観たらいいはず

第一話はね、沖縄にも銘苅子として言い伝えのある天女伝説が基になっているおはなしで、その中でも私の大好きなベトナムの水上人形劇の人気演目に独自の視点をちょっと小たしてみたわけさ〜

音楽はもちろん、その水上人形劇で演奏されるベトナムの音楽を現地の一絃琴とか三線でカバーして、いっぺーベトナムカバーする作品に仕上がっているさ〜

あい、もう3時茶〜だね。さんぴん茶淹れてこんぺん食べましょうね〜。あれ、こんぺんとくんぺんは同じだわけ?

kuriputani the movie I : The moon lady
https://opensea.io/assets/ethereum/0x495f947276749ce646f68ac8c248420045cb7b5e/91361317981626745740099585635848056374553497781882021728698753694895936897025
  

Posted by コウサカワタル at 15:10Comments(0)三線

2022年02月11日

【YouTubeの濃い登録者100万人(まじで)を目指して】


これまで音楽を演奏したり、作曲したり。そういった事が僕を人とつなげ、旅に駆り出した。

この2年、積極的な旅にも出られず引きこもり気味だったけれど、家にいながら世界中の楽器愛好者と交流するプラットフォームにすべく新番組をたちあげました。
世界中に向けてるので、英語で日本語字幕付きです。

タイトルは "Music Cross Over" 楽器店に並ばないような、世間に知られていないような楽器の魅力に気づくきっかけになると良いなぁ。そしてそんな楽器たちがクロスオーバーして新たな音楽を奏で始めるのを目撃してほしい。

全部DIYで出発して、毎回課題が観えてそれをクリアすべく次回作を作る。三作目で全体的なまとまりがやっとつかめた感じがしています。

是非!登録してこれからの成長を観てください。

今回のエピソードは大正琴。
1912年日本生まれのこの楽器、おばあちゃんの趣味だと舐めてませんか?。なんとインドではバンジョー、バリ島のププアン村ではマンドリンと呼ばれて南アジア、東アジア、東南アジア各地で親しまれているんです。
そして動画内では、ピックでのトレモロというお年寄りには難易度高い技術を必要とする従来の奏法に代わる簡単なお箸奏法を紹介!。世界のおばあちゃんを救うプロジェクトともなっております。お見逃しなく!そして絶対登録お願いします🙏

Pluck! Rub! Hit! the Taisho-Goto a.k.a Nagoya- Harp.

https://youtu.be/kXbZUP4iQTs  

Posted by コウサカワタル at 22:17Comments(0)

2021年10月30日

資本主義下のアート:真の残虐性を考える

資本主義下のアート:真の残虐性を考える

アートと云うのは作家個人の生い立ちや思想、性癖や感情のみならず、世相をその背景に感じさせる。
僕が資本主義とアートと聞いて連想するのは、CIAが多額の資金で活動を後押ししたジャクソン・ポロックや、工業的量産品や死んだ女優のモチーフにより消費社会を描いたアンディー・ウォーホル。21世紀に入ってからは牛のホルマリン漬けで有名になったイギリスのダミアン・ハースト辺りだ。

特にハーストはその牛のホルマリン漬けの見た目のインパクトが強烈で、哺乳類の死体を扱う事の是非がいつも物議を醸している。さらにプラチナで造られた髑髏にびっしりとダイヤモンドを埋め込んだ彫刻作品には本物の人間の歯が使われている。これなど特に金銭的価値の高い素材と死を、万人にわかりやすく表現していて、業界での自身の立ち位置を明確に意識している事が見て取れる。

牛の死体も人間の歯も、どちらも生体から取られたものではなく、もはや無用の長物と化した抜け殻を作品に使っているのだが。道徳心というのは論理ではないので、人間の心理と社会通念を弄ぶ、これもアート・ビジネスの定番マナーである。

であるから、僕が残酷さに戦慄を憶えたのは死体や抜け殻の歯を使った事では全く無い。

2015年の10月。ハーストはニューポート・ストリート・ギャラリーを始めた。
重要なのは、ここでは彼の作品ではなく、彼がこれまでコレクションしてきた他のアーティストの作品を展示しているという点だ。
僕はたまたま翌月の2015年11月にロンドンに用があって、ここを訪れた。そこで彼の真の残虐性、というか残虐性を一つの要素として重要視するアート・ビジネスの在り方を完全に理解して表現しているハーストの巧みさに目から鱗の心境だった。

巨大な倉庫を改装したその空間では、ハーストよりもおそらく十歳ほど上の世代のアーティストの絵画が展示されていた、推測だがハーストが時代やスタイルを網羅的に収集したのでは無いか。その作家についてアート・コレクターでも無い僕は当時初耳で、現在も名前を思い出せない。それもそのはず、ハーストのヤング・ブリティッシュ・アーティストとしての眩しいスポットライトに霞んでしまった年代のアーティストなのだから。

ハーストの残虐性はここにある。

自身がその存在を霞ませた先輩作家を収集の対象にして、自身の所有するギャラリーで自分が浴び切った上でそこから溢れる光を当てる。

ヤング・ブリティッシュ・アーティストに現役時代を霞まされ、作品が売れたと喜んでいたら収集していたのは当の商売敵。まさに生殺与奪を掴まれ。ここにハーストの資本主義下の残酷物語は完結するのである。

そして、これが残酷たり得るのはNFT以前だからとも言えるようになる可能性がある。

その話はまた今度。  


Posted by コウサカワタル at 15:51Comments(0)

2021年10月03日

読者登録してくれている方、本当にありがとう!

5年ほど前に沖縄を出て、このてぃーだブログの更新頻度が随分少なくなっていたんですよ。

でも、先日アクセス解析を見て、読んでくれている皆さんはほぼ読者登録してくださっているということを知り。
今更ながらこれはとってもありがたいなぁと、こんなに更新をしてなかった僕のブログに登録して頂いてるというのが身にしみてありがたく感じています。

コロナ禍でここ1年半は海外公演どころか国内の演奏も難しく、正直投げやりな時期もあったけれど。
みんなのお陰でしぶとくやっていく気持ちを新たにしてます。

2013年に当時那覇西辺りにあったスタジオO-macで録音したアルバムのリマスター版を、ジャケも新たにしたのでこちらに置いておきます。
僕はこういう風にじっくり長く、メロディーが漂っていつでも主音に帰って来られる音楽が演奏して自由になれる。

例えば、いろいろなコードがあって転調して、メロディーがそれに沿ってというのは楽しいんだけれど。
そういう事を取り払って簡素化する事で得られる自由。簡素でありつつ現代のエレクトロニクスを少し使って古典楽器のフレージングをいじったりね。
そんなアルバムです。

  

Posted by コウサカワタル at 01:33Comments(0)

2021年10月01日

ユネスコの2021年7月26日の記事より

山原の森が世界自然遺産になったらしいと聞いて、初めてユネスコの公式サイトを除いてみた。

https://whc.unesco.org/en/news/2318

そこから翻訳して抜き出して見ると。

『日本の西南エリアに連なる奄美大島と徳之島そして沖縄本島北部と西表島の4ヶ所。いずれも世界的に絶滅の恐れのある種や地域特有の植物、哺乳類、鳥類、両生類、淡水魚類、甲殻類など生物多様性に富む。例えばアマミノクロウサギ、リュウキュウケナガネズミのような古代種であり世界中どこにも生き残っていない生物。5種の哺乳類種、3つの鳥類種、3つの両生類種は世界でも進化上で絶滅してしまったり、絶滅危惧種であり。他にもこれらの地域にしか見られない種がいくつもある。』

その地域に住んでいると鳥も虫も哺乳類も当たり前の存在で、なかなかそういう事はわからないものだ。
現に沖縄では食用にするために持ってきたティラピアやアフリカマイマイ他の外来種に負けてしまう生物もいただろう。

あれは僕が小学6年生の頃、住んでいた喜如嘉での事だった。
陽が落ち暗くなってから庭に転がってる金属のボールに飼い犬のコロ(雑種)の餌を入れようと持ち上げた。
空のはずのボールはなんだか重く、灯の元に持っていって目にした光景に思わずボールを取り落としてしまった。
そこにはコロ(尻尾の綺麗な雑種)の食べ残しに群がる大きな、まことに巨きなアフリカマイマイの群れが!。
という事で、絶滅危惧の在来種でなくとも危うくコロ(心臓の弱い尻尾の綺麗な雑種)も餌を横取りされて絶滅寸前で僕も他人事ではないのである。

世界自然遺産に指定されて、観光客が増えることも良いのでしょうが。それよりも大切な事は地域住民が地域の生物多様性に気づくことではないでしょうか。


ちなみに!

僕のプロデュースする三線はおかげさまで好評で、そこそこ高額にもかかわらず20棹ほどをこの10年でご購入いただきました。
大切にお使いいただいている皆様、そろそろティーアンダーで良い色味になってきたのではないでしょうか。
これらの三線はたくさん作れません、それは塗りを全くしない仕上げ方法にあります。
それがなぜ量産ができないのかって話は長くなるのでここではしませんが、メインの材料である県産ユシ木(和名:イスの木)は主な産地である山原が世界自然遺産になったので、これ以上伐採はできないかと思われます。
現在ショップで販売中の物はいずれも世界自然遺産指定以前に伐採、製造された物ですのでご安心してバンミカして(弾いて)大丈夫です。

三線の購入はこちら↓
https://amane.base.shop  


Posted by コウサカワタル at 16:50Comments(0)

2021年09月21日

あえて眼を瞑ってから開く

高台から集落や海を望む景観が好きだ。

沖縄では国頭の森林公園や喜如嘉の売店横から登った拝所。そういう高い所に行っては蝉の声に包まれてただしばらく佇んでいた。

先月、熱海に引っ越してきて見つけたお気に入りの場所は、姫の沢公園のツツジ園。

少しエクササイズして、息を落ち着かせてから座って眼を瞑る。

幾つかの呼吸の後、眼を開くとそこに世界が広がる事が喜ばしく感じる。



  

Posted by コウサカワタル at 16:20Comments(0)

2021年09月18日

アメリカのサイトなんだけど

僕が2002年にCDRレーベルを始めた時、心配していた事があった。それはCDRは劣化していくという話で、問題は読み取れなくなるのが10年先なのか5年先なのか、その時点では誰もわからなかった事だった。
その心配は杞憂だったと安心したのは、先日初期ロットのセカンドアルバムを開けて全く問題無かったのを確認出来た時なんだけど。

その話は少し置いといて。

作品を発表していく中で幾つかのデジタル販売サイトでも、僕の音楽が扱われるようになった。同時に販売は無しで無料で聴けるだけのmyspaceや台灣のindievoxもやりだしたんだけど、それらのサイトは無くなったり、通販サイトになったり。デジタルは永遠に残るなんて幻想だった。
これならCDRの方がよっぽど長寿。

今ではCDRでの発表はやめてアメリカの楽曲販売サイトの大手であるBandcampでの販売に注力している。
このサイトの良さは幾つかある。

1.音質
CDに入れられるよりも大きな容量のデータ、通称ハイレゾも扱えて。買うときにお客さんがmp3からハイレゾまで音質とデータの大きさの好みに応じて選べる。

2.アーティストサポート
今回のコロナ禍など、演奏の場を失ったアーティストのためにサイト運営側の手数料を0にする日がある。その時はちゃんと前もってお知らせしてもらえる。

3.入金
ダウンロード販売で間に企業が入る場合、販売額が一定以上超えないと入金されないが(僕の場合5000円だった)。一曲分からでもペイパルを通じてすぐに入金される。

4.チップ上乗せ可能
これは嬉しい!ダウンロード販売って、大体CDより格安で設定してるんだけど。例えばアルバムが¥300で買える物をたまに¥1000とか¥1500で購入してくれるお客さんがいたりして、その時はライブでチップもらったテンションと同じ!。やり方は入金の時に金額を記入出来る簡単設計なので、是非試してみて欲しい!

アーティストは制作や発表しても、直接の売り上げがしばらく無いと大概は単なるフリーターになる。だからもしも僕の音楽を好いてくれていたり、活動をサポートしたいと思ってくれてる人がいるなら、Bandcampでお買上げいただけるととても嬉しいです。



琉球王朝時代。
世界中から様々な楽器が船乗りたちによって那覇の遊郭に持ち込まれたという。その中には遠くアフリカのカリンバも含まれていたとか。

これは世界の楽器が活躍する世界線の沖縄。

https://omsenkyo.bandcamp.com/track/fall-in-love-at-fifteen


他にも新旧全然16タイトルあって、全部良い音で視聴できます!ワタル音楽探索してみてね!

  

Posted by コウサカワタル at 11:44Comments(0)

2021年09月16日

2002年の今頃



2002年の今頃はセカンドアルバムTEXTURE OF SANSHIN の制作準備をしていた。
最近になってデッドストックの初版版が発掘されたので、これを機にダウンロード販売を始めました。名前の表記が今と違っていてすぐに初版版とわかる。
これまでは手元にMP3しか無かったので気が乗らなくて、今回はCDクオリティーでの出版ができて嬉しい。

ファーストアルバムの沖縄のカケラは全国のビームスのレコード部門でセレクトしていただいたんだけれど、このセカンドは僕自身売れない事は確実だけど自分が音楽を始めた犯行声明として絶対に出す意気込みだったので、ビームスレコーズの担当の青野さんが、店舗で密かにミュージシャンのお客さんとかにレコメンしてくれていたと聞いた時は本当に嬉しかった。

今ではフィジカル版のCDRアルバムは高円寺のロスアプソンで、もし在庫があれば扱ってもらってるので物として手元に欲しいと言ってくれる方は店主の山辺さんにお問い合わせください。

あぁ、そうだった。
そもそもロスアプソンでのご縁は、このアルバムを聴いてくれたmoodman が紹介してくれたのだった。
ビームス青野さんは、フラワーレコーズの高宮さんからの繋がりだし。やはり活動ってタイミングと縁に支えられてますね。

コロナ禍の現在、そしてこれから。
どんな縁で生きていくのか。

このブログにたどり着いたのも何かのご縁でしょう。
視聴だけでもしていってよ。

https://omsenkyo.bandcamp.com/album/texture-of-sanshin
  

Posted by コウサカワタル at 17:28Comments(0)

2021年08月28日

ここんとこ

山原の三線職人の善さんから譲り受けた、惚れ惚れするユシ木無垢材の棹。

これを活かす胴とティーガはこれだ!

重厚さと軽やかさが混在。

新たに物撮りのコツを調べて試したら、なかなか光の感じとか難しくて。でも、撮影もちょっとの工夫とやる気で三線の魅力が伝わりやすくなったと思います。

https://amane.base.shop/
リンクのショップで見てみてね。


  

Posted by コウサカワタル at 13:37Comments(0)

2020年11月03日

三線ショップにクーポン11月3日の記事

https://amane.base.shop/

BASEに使って売らせてもらってる三線。

音楽家がハマるつるっつるの三線。

この写真のクーポンコード入力で期間限定で5%off

11/7からの適用です、お買い逃しなく。


  

Posted by コウサカワタル at 19:19Comments(0)三線

2020年09月19日

インド大使館に!

師匠というのは追いかける背中なんだよ。それが無いならずっと自分で行先を定めていなければいけないんだ。

サロード奏者は世界に沢山いる。
でも私は沖縄から三線の進化版としてサロードを扱ってきた世界唯一の奏者。背中で道筋をさしてくれる師を持たず。

そんな私と、私のバンドが駐日インド大使館のプログラムにお声がかかる。

それは物凄いことだ。
実現して、やっと実感できた。
インド音楽の師を持たず、独学で三線を器楽にアップデートするとどうなるか。

初めはひとり、シャドーボクシングしてきた。
そしてドローンにシンギングリンの叶さとみが。
さらにタブラのアリンダムが乗ってきてくれた。
私たち音旋響 aka Omsenkyoはそういうわけで世界で唯一無二の意味を持つバンドだ。




そんな私の音楽はこちらで!↓
Bandcamp
全曲通しで無料視聴の上、お買い上げいただくと嬉しいです!↑

それからBASEでは沖縄の職人さんたちと協働で作った三線↓
BASE
私は家宝級と言っていますが、アート関係の友人はこの三線を見て。
『国宝になるね!』と。

他のアフィリエイトなどの宣伝はやりません!自分の作品だけのためにこのブログは書き続けます。
  


Posted by コウサカワタル at 09:08Comments(0)

2020年09月11日

三線イタリアツアー

2010年と言うとちょうど10年前だ。

北イタリアのウディネのバー、ボローニャのレストラン、ポルデノーネのインターネットTV局にアヴィアゴのオステリア、アルプスの麓の築300年にもなる石造りでドーナツ型の図書館という、とてもワクワクする環境での演奏ツアーの機会をいただいた。

サロードの弓奏は、開放弦によるドローンや共鳴音などが古のヨーロッパのハーディーガーディーや、ヴィオラダモーレにも通ずるので、現地では驚きと共に随分と歓迎されたのを覚えている。
三線の音はなかなか馴染みがない様だったが、バンジョーを思い浮かべると話しかけられた。

本蛇皮の三線を海外に持ち出すリスクを冒さず、この時はケミカル繊維の布にペイントして胴に張った。
私自身どうにも蛇のプリントの偽物は嫌いだ。醜悪な趣味に吐きそうになる。

それよりは、プラスティックであることを楽しむ姿勢で物作りをした方が格段に良い。

需要があるかはわからないが、近いうちに真っ黒なプラスティックの胴で1棹こさえてみようと計画している。







そんな私の音楽はこちらで買ってね↓
Bandcamp
全曲通しで無料視聴の上、お買い上げいただくと嬉しいです!↑

それからBASEでは沖縄の職人さんたちと協働で作った三線↓
BASE
私は家宝級と言っていますが、アート関係の友人はこの三線を見て。
『国宝になるね!』と。

他のアフィリエイトなどの宣伝はやりません!自分の作品だけのためにこのブログは書き続けます。
  
タグ :三線人口皮


Posted by コウサカワタル at 14:45Comments(0)三線

2020年07月17日

三線の伝統技

これぞ伝統の技。

打棹のビートをディレイに乗せて、ミュート弦のシュレデッドサウンドにフィードバックノイズが唸る。


  


Posted by コウサカワタル at 20:20Comments(0)三線

2020年03月28日

三線:良い意味規格外!

最近はミュージシャン以外にもやばい楽器商人としての顔が紹介されるようになってきたので、どんだけやばい楽器を扱ってるのか説明しよう!。
まずは三線でしょ!。

沖縄県産の黒々したユシ木にこだわり、木質の美しさが最高に映える仕上げです。

[ここが規格外!]
棹:塗りをしない事で木肌の触り心地が直に感じられ、手の滑りの良い奏法ができ。鳴りも一層良くなります。塗装が薄い、もしくは無いほど鳴りが良いというのは、楽器一般に言われる話です。

[ここも規格外!]
裏表両面本蛇革は良品には当然ですが、裏面の本蛇皮の内側には硬い人工皮を張ってます!。
ギターやバイオリンも裏板に硬い木を使うことで音の立ち上がりの良さを得ますね。三線もまた然り!。

[これも規格外!]
糸巻きは沖縄の棹職人の手造り。
高い三線買ったのに、大量生産のプラスティック製なんてことが当たり前の現在。
これはかなりレアです!。

【付属品】
ハードケース、ウマ、替え弦1セット付き

最後に一言。
家宝になるような楽器としては、三線は値ごろ感も魅力!。
林道開発の際に出た木材を無駄にしない、そんな発想がエシカルですね。

BASE SHOPに出店してるんだけど、直接取引ももちろんOK!.
楽器第一主義だから安心のクオリティー!。

本気で楽器に惚れた方には、試奏のご相談もOK!.
以上!本日のやばい楽器紹介は三線でした。

やばい楽器商人・コウサカワタル










  
タグ :三線ユシ木


Posted by コウサカワタル at 22:25Comments(0)三線

2020年02月24日

重要![クーポンの使用可能日程変更のお知らせ]


重要![クーポンの使用可能日程変更のお知らせ]
クーポン有効期間2/25火曜日までと大幅に短縮になりました。
詳しくは以下、BASEからのメールのコピペです。

【重要なお知らせ】10%割引クーポンのご利用期限早期終了について
いつもネットショップ作成サービス「BASE」をご利用いただき、ありがとうございます。
現在開催中の「90万店舗突破記念!ありがとうキャンペーン」の10%割引クーポンにつきまして、ご好評につき想定を上回る配布数となっております。そのため、たいへん恐縮ではございますが10%割引クーポンのご利用期限を2020年2月25日(火)23:59までとさせていただきます。
以上、コピペ終わり。

というわけで、10%オフは明日2/25火曜日いっぱいの注文が対象となります。  

Posted by コウサカワタル at 11:47Comments(0)